スモールビジネスにおける基本は規模の大小問わずビジネスの基本と同じである。売上の立て方は基本的な「単価×客数」という、いたってシンプルな式で求めることができる。スモールビジネスにおける単価とは業種業態によって異なるが基本的にはトップラインには限りがある。例えば、一杯500円のハンドドリップコーヒーを提供するカフェでコーヒーだけを注文するお客さんが一日50人来ると一日の売上は25,000円である。このとき、売上をアップするためにできることは何が考えられるだろうか。単価、つまりコーヒーの代金をアップさせることを考えてみよう。600円×50人=30,000円。5,000円アップ!と思う方も少なくないと思います。しかし、ワンコインだから50人来てくれていたのであって、ワンコインを超えると消費者の見方も変わってくる。つまり、代金をアップしたとして、今まで通りの客数が確保できるとは限らないのである。単価は付加価値や原価をコントロールすることで高級なものにしたり、よりここでしか味わえないものを提供したりとすることでお店側で自由自在にコントロールできるものなのである。しかし、単価のコントロールにお客さんがついてきてくれるかどうかはかなり難しいところなのである。



では、客数を伸ばすためにできることは何があるだろうか。それは、情報発信である。お店のInstagramやFacebook、Twitter、Googleマイビジネスに公式LINEなどなど業種業態によって合うもの合わないものあれども、そのどれもを網羅しているお店も少なくないだろう。しかし、ふとみなさんも気づいていませんか?そういえば、あのお店のFacebook、2018年から更新が止まっている。Twitterがもう一年以上最新のTweetがない。そう、運用されずにいるSNSが意外と多いのが現状なのです。

ここで、結論小さなお店にとって必要な広報媒体が何なのか、経験者の私がお伝えします。それは、Instagram、Googleマイビジネス、公式LINEの3つです。そして、もっと結論を言うとお店の運営者は毎日Instagramを更新し、1週間に一度Googleマイビジネスを確認し、公式LINEは外注するのが一番です。
ここで、一つ押さえておくべきことはスモールビジネスとは「一人ないし少人数で始めるけれども、どんどん外の力を使う方が早く成果が出る、そしてコストも抑えられる」ということである。自分たちでやらないとという気持ちがかえって、自分たちを疲弊させていたりしませんか?あるいは、こんなに頑張っているのに成果が出ないなんてことはありませんか?苦手なものを得意にする必要性は今の時代必要ないのです。苦手なものは得意な人に任せて、自分の得意なことを伸ばしていくのがスモールビジネスの重要なポイントの一つです。

それでは、各広報手段に関して詳しく説明していきます。

・Instagram

Instagramは現在、どの消費者も注目しているメディアの一つである。一昔前であれば、明日行くお店をネットや食べログで検索していた時代から、今ではInstagramのハッシュタグから探したり評価したりする時代へと一変しました。そんなInstagramの運用において重要なのは、投稿頻度をできるだけ上げること。最低でも1週間に一回以上は更新することです。新メニューのお知らせや営業時間変更のお知らせ、季節メニューのリリースなどできるだけどんなお店か、どんなものが得られるのかがわかるような投稿を心がけましょう。また、ストーリーに関しては非常に簡単なものなので営業日に関してはオープン時とクローズ時に一言添えて更新すると集客効果も抜群です。毎日本投稿を更新するのは大変ですが、ストーリーであれば、オープン準備中やクローズの作業中の5分もあればできます。本投稿がしばらく更新されてなくても、ストーリーが常に更新されていればお客さんから見ても営業しているということが十分に伝わります。

・Googleマイビジネス

さて、Instagramでの検索以外でみなさんが活用しているツールといえばgoogleマップです。お店の場所を調べたり、営業時間、口コミなど様々な情報を得ることができます。また、近くのカフェを探そう、作業できるお店がないかなという時にも検索をかけたりすることがあるのではないでしょうか。そんなgoogleマップの店舗側の管理ツールがGoogleマイビジネスです。アクセス数やユーザーの属性などの有益な情報が無料で得られるということで使わない理由がありません。また、初期設定こそ少し煩わしい部分もあるかもしれませんが、ものの1時間もあれば十分に対応可能です。そして、Instagramと違って毎日触る必要も更新する必要もありません。ただ、重要なポイントは営業時間や定休日は常に最新のものにしておくこと。メニュー表や価格帯がわかるようにしておくこと。今のご時世ですからテイクアウトの有無、キャッシュレスの有無は明記しておく必要があるでしょう。

・公式LINE

最後に公式LINEである。これは、お客さんとの直接的なコミュニケーションやキャンペーン、新メニューをダイレクトに届けられるほか、ペーパーレスなショップカードの発行なども可能になっている。運用次第では既存顧客を育て、囲い込むことに成功できるが、その運用スキームを作り、適切な機能を配置し、運用することはスモールビジネスにおいて非常に労力のかかる部分である。これこそ、迷わず外注してプロに任せる領域なのです。そう、小さなお店の広報部長は自社で抱えるのではなく、外との連携により生まれる頼れる部長なのです。