西田健氏の「コイツらのゼニ儲け」アコギで、エグくて、ときどき怖い

コイツらのゼニ儲け

コイツらのゼニ儲け アコギで、エグくて、ときどき怖い【電子書籍】[ 西田健 ]

価格:1,386円
(2023/1/20 14:25時点)
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本書で紹介されるのは、名だたる企業の企業の経営者や起業家など・・・。RIZAPグループの瀬戸健氏、ドン・キホーテ創業者の安田隆夫氏、楽天創業者の三木谷浩史氏、Amazon創業者のジェフ・ベゾス氏、株式会社ZOZO創業者の前澤友作氏などなど。企業経営者のみならず、スポーツ選手や俳優やタレントなど、さまざまな角度から大きなお金を動かしている人々にフォーカスされた一冊である。

三木谷 浩史氏

一度は耳にしたことのある企業の社長たちのA面とB面が描かれてる本である。A面とは、一般的にメディアに出ている社長の一面であるだろう。しかし、実際に気になるのはB面の方なのではないだろうか。本書の面白い点はそんなB面を西田氏の切り口で、少し辛口に評価されている点が面白い点である。どんな人間にもA面とB面、表裏だけでなく多面的な部分があって、本やテレビ、ネットで出てくるのはほんの一部分であるだろう。本書で紹介されているのもそんな一部分にすぎないかもしれないが、視点を変えてみるとやはりビジネスの巧さであったり、時にいやらしささえも感じさせてくれるので面白い。

経営者とは、世間一般にはどのような印象を持たれているのだろうか。ポジティブな印象としては、「なくてはならないものを創っている」「もはやインフラ」「頭がいい」「やり手」「稼いでいる」「天才」「才能がある」などなど、ネガティブな印象としては、「お金のことしか考えていない」「稼いでいるならもっと税金納めろ」「意識高い系」「身勝手」「人の気持ちが分からない」「非常識」などなど。そのどちらもが決して間違った印象ではないかもしれないし、思うこと自体は自由である。しかし、悲しいことに、今の日本においてはこのようなネガティブな印象に基づいたネットでの書き込みや誹謗中傷が後を絶たない。日本経済を衰退させているのは、一つにものづくり日本という形のあるものから、情報社会という無形のものへの転換がうまくなされなかったこと、目に見えないものをビジネスとする人々に対して、怪しい、胡散臭いなどといったネガティブな感情が先行し、足の引っ張り合いをしてしまったことなのでは無いだろうか。

コンフィデンスマンJP

「目に見えるものが真実とは限らない」というのは近年話題となった「コンフィデンスマンJP」が元ネタだが、まさにビジネスの世界はそうなのかもしれない。画面越しに見える日本の経営者、あるいは、あなたの働き先の経営者。その全てが今目の前に写っているものだけが全てでは無いということは、もう少し理解が進めばと思う。そして、その一方で目を光らせておく必要も大いにあると考えられる。日本全国の経営者の数は275万人いると言われている。意外と多いと感じませんか?しかし、冷静に考えると一億二千万人を分母で考えるとわずか約2%なのである。しっかりと見張っていないと日本をリードする彼らが良い方向に向けば、当然日本もいい方向へと向かう。しかし、彼らが一歩間違った方向に進めば日本はますます後退していくことだろう。リーダーは正しく皆を導き、皆はリーダーを支え、そして、時にガバナンスを機能させる。そういった全体での働きがきっと日本の明日を良くするのだろう。

コイツらのゼニ儲け アコギで、エグくて、ときどき怖い【電子書籍】[ 西田健 ]

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本書を通じて、今の日本をリードする人々の一面を知っていただきたい。そして、それらをあくまでも一面であることを理解し、身の回りの経営者を見てみていただきたい。少し、わかることも増えるだろう。反対に少し間違った道へ進んでいる者も見えるのでは無いだろうか。そして、何より経営者を目指す起業家の方には、何が正解かというよりも何がベストなのかを考えてみていただきたい。